2014年10月14日火曜日

経済ってそもそも何なのか?お金の流れと経済の仕組みについて分かりやすく解説


株を始めるにしても投資を始めるにしても経済の事が分かっていないと失敗する。
そもそも社会に出て独り立ちする前に経済はある程度知っておい方がいい。
頭では何となく分かっているけれど、何だか凄く難しいですよね。
海外では小学校の授業で経済がありますが、日本では全くない。
最近になってようやく日本でも義務教育に経済を取り込むようになってきました。
経済ってそもそも何?って思っている人にも解りやすく経済の仕組みをご紹介します。

消費活動と生産活動で成り立っている経済


経済はお金の流れです。毎日株価は変動し、為替によってお金の価値も変動。
でも凄く遠い出来事の話に思えて自分には関係なく感じてしまいますよね。
もっと身近な場所での消費活動と生産活動を見てみましょう。

消費活動


朝起きて歯磨きをします。その歯ブラシは自分で購入した物ですよね。
これも消費活動です。コンビニに行ってお菓子を買う、街に出かけて服を買う、靴を買う。
更には携帯電話でネットを見る、電話をする。これも消費活動です。
でも消費活動だけでは経済は回らないですよね。

生産活動


生産活動とは服を作る、飲食店でご飯を作る、サービスを提供する。
などのようにその商品、サービスの対価としてお金が貰える価値ある事を提供すること。
公共サービスも含まれますよね。

公共サービス・事業


急病になった時に救急車を呼ぶ、火事になったら消防車、事件や事故の場合は警察。
このように国や地方自治体が行っている公共サービス・事業も全て経済に含まれます。
つまり生きているという事は小学生であっても、経済には関わっているという事ですね。

社会主義体制と資本主義体制


地球には鉱石や天然ガスなど加工をすれば凄く便利になる資源がありますよね。
だけど永遠に資源が出続けるわけではなく、数に限りがあります。皆が好き勝手に資源を取り出し、どんどん資源を使っていくとどうなりますか?地球に住めなくなってしまいます。
どのようにして資源を守り、皆が平和に暮らせるようにするのか?

社会主義体制


一部のエリートが様々な考えを提案し、国、世界をコントロールしようとした。
どう考えても無理がありますよね。反発してくる人は当然出てくるし、エリートだけで行うには限度がある。でも昔は実際に存在していた体制なのです。

資本主義体制


様々な資源の配分をお金にやってもらうのが資本主義体制です。少ない資源を買うには高いお金が必要になる。今の経済の仕組みですね。大好きな方も多いでしょうが、金は現在も凄く高いお金で取引されていますよね。それだけ貴重な資源で、世界中の人が金には価値があると思っているので、年々、金の価値は高くなっていっているのです。18世紀のイギリスに経済学者アダム・スミスという人がいました。後の経済学の父とよばれる人ですね。皆がお金儲けの事を考えれば、様々な知恵を出し合い、体を動かし、自然と経済が効率よく発展すると考えた人です。つまり資本主義になってお金が凄く大きな役割を果たすようになりました。

お金の認識はトートロジー


日本のお金の中で1万円札が最も価値がある。って誰もが知っていますよね。スーパーで1万円札を出すとちゃんと価値を認識してくれて、ちゃんとお釣りをくれます。どうして1万円札が1番価値があるのでしょうか?説明できますか?

論理学で繰り返しても何の意味も明瞭さも付け加えないような同じ言葉の繰り返しという意味のトートロジーという言葉があるのですが、それと同じなのです。空は青いけど何故?のように誰もがそういうものだと認識しているから。本当は空が青いのは光が関係して・・・と科学的には説明出来るけど、誰もそんなこと気にしないですよね。青いから青い。

つまり1万円札は誰もが10000円の価値があると認識しているから通用するんですね。
日本の場合は日本銀行が発行した日本銀行券をお金として流通させる事を認めるという法律がありますが、誰もそんな事気にしてないですよね。

1万円札を持って外国に行ってみましょう。まだ発展していない国に行って1万円札を出しても誰も受け取ってくれませんよね。ただの紙切れの価値しかないのです。でも、アメリカに行く時には空港の両替場所でちゃんと10000円分の価値があるドルに両替してくれます。ちゃんと1万円札が認識されているからですね。アメリカのドルは世界で最も信頼され、多く使われているお金として有名ですよね。それだけ世界中で価値ある物として認識されているからです。

ビットコインは全く新しいお金


インターネットの普及によって、ネット上で買い物をする人が多くなりました。いちいちクレジットカード情報を入力したり、銀行に行って振込をするのが面倒。そこで誕生したのがビットコインです。ネット上の決算で利用できるお金。先ほどお金は認識と信頼で成り立っているとお伝えしましたが、ビットコインも同じです。まだまだ成長途中で、ビットコインに価値があると考える人はビットコインを大量に購入するし、価値がないと思う人にとっては何の価値もない。ビットコンの認識が徐々に広がり、昔は安かったビットコインも価格が上がりました。その反面セキュリティー問題なども取り上げられ、まだまだ安定していなく、実際にお金と同等の価値ある物として広がりを見せるか分からない状態にある新しい物です。

経済では全く新しい発想が常に求められる


お金の認識や経済の仕組みについてはもう十分に理解出来たかと思います。では自分でお金を稼ごうと思った時にどうするのか?当然、生産活動を行う必要がありますよね。既にある商品やサービスを提供しても誰もお金を支払ってくれない。

今や日本各地にあるコンビニエンスストアを例に見てみましょう。日本で始めてコンビニが出来たのはセブン-イレブンです。アメリカの企業が日本への進出をし、朝の7時~夜の11時までお店が開いているという意味でセブン-イレブンになりました。アメリカの企業が進出してくるわけですから、当然様々な条件を出してきますよね。

アメリカでは車でコンビニに行くのが当たり前だから絶対に広大な駐車場が必要。だけど日本の住宅は密集しているし、土地もないのでその条件は受け入れられない。コンビニは歩いていくのが普通になる。という事で特例で駐車場がなくてもコンビニが出店出来るというようになりました。

更にはコンビニではホットドックやハンバーガーなどのファーストフードが必要。という事で日本が提案した日本を代表するファーストフード。何だと思いますか?

おにぎりです。

今や定番ですよね。それまでには無かった常識を覆すような発想とサービスの提供が求められているのです。東京オリンピックまで日本は様々な発展をしていくと思いますが、経済を勉強し、全く新しい発送で大きなビジネスチャンスを掴んだり、株で大きな利益を出せる可能性は誰にでもあります。身近な場所や出来事を経済視点で見てみるとまた違った見え方がしてきますよ。
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