2014年10月15日水曜日

お金を稼ぐには機会費用と人間は合理的には動かないという事を理解


お金を稼ぐには会社に務めて働くか、自分で商売をするか、株などの取引、更には不動産で家賃収入を得る。様々な方法がありますが、同じ会社に務めていても給料は変わってきますよね。誰もが多くのお金を稼ぎたいとは思っているのですが、世の中そんなに簡単にはいきません。しかし今回ご紹介する機会費用と、人間は合理的には動かないという事を覚えておくとチャンスを掴めるかもしれません。経済学の話ですが、日常で凄く役に立つかと思います。

お金を稼ぐという事は常に機会費用の選択



学生の方を例にあげて解説してみます。
休日の時間を自由に使えるとします。来週の休みの日はどうしようか?

・彼女とデート
・日雇いのアルバイト
・資格を取得するために勉強

皆さんんならどれを選択しますか?
一番楽しそうなのは彼女とデートですよね。
日雇いのバイトはしんどいが、確実にお金が入ってくる。
資格を取得すれば将来良い職業に就いて多くのお金を稼げるかもしれない。

機会費用とは、ある選択をする事で失われるお金。他の選択をする事で失われる利益を言います。つまり今回の3つの選択だと、日雇いのバイトをせずに他の選択をする事で失われるお金ですね。違う選択をした事で失った利益と考えるのがポイントですね。彼女とデートが出来れば嬉しさで本来はバイトが出来る選択肢があった事なんて忘れてしまいますからね。でも経営者の多くは機会費用をちゃんと考えて行動しています。

大学生になるには受験に合格をし、ちゃんと授業を受けないと授業料がもったいない。このように考えている人も多いかと思いますが、機会費用で考えると授業料の他にまだ払っているお金があります。何だか分かりますか?

高校を卒業し、直ぐに就職していれば大学生が学生生活をしている間に稼ぐ事が出来ます。年収250万円ぐらいだとしたら、一千万円ですね。この機会費用も払って大学の授業を受けていると考えると普段より勉強に気合が入りますよね。

人間は合理的に行動しないから面白い


需要曲線と供給曲線っていう言葉を聞いた事があるかと思います。
物の値段と、その商品を求めている人の数。これが丁度同じぐらいになる場所で価格は決まる。って言われていますよね。だけど本当にそうでしょうか?家電製品を思い出してみて下さい。昔は定価が決まっていてそこから割引とかの表示になっていましたよね。でも現在はオープン価格となっています。

物の値段と人間の心理


東京の中でも土地や物価が高い銀座。どのお店も中に入るのは緊張しますよね。ウィンドウショッピングをしていると値段に驚きます。時計屋さんを想像してみて下さい。お店のディスプレイウィンドウに飾られている時計の値段は100万円や30万円の時計。少し勇気を出してお店の中に入って店内を見て回ります。すると6万円の時計が売っている。安い!そういう心理になってしまいませんか?これが人間は合理的に動かないという事なのです。需要曲線と供給曲線だけで物の値段って決められないんですね。

高い商品を一緒に並べるだけで売れる


友達と豪華にお寿司屋さんのランチに出かけたとします。

・1000円のにぎり寿司のセット
・2000円のにぎり寿司のセット

どちらを注文しますか?多くの人は1000円のセットを注文するのです。
しかし、、

・1000円のにぎり寿司セット
・2000円のにぎり寿司セット
・3000円のにぎり寿司セット

この3つのメニューになると、2000円の握りセットを多くの人が注文するようになるのです。
面白いですよね。決して安くはないのに、3000円のセットをメニューに加える事で何だか安く感じてしまうという人間の心理です。先ほどの銀座に戻りますが、銀座にお金持ちの人ばかりが買い物に来るわけでもなく、そんなにお金持ちの人ばかりをターゲットにしてたら人が集まらないです。ですので銀座のウィンドウに飾られている商品が高額なのは、人間の心理をちゃんと考えてディスプレイされた戦略なのです。別に銀座だけではなく、多くのお店で取り入れられている手法ですので、少し経済的考えで街を歩いてみるのも楽しいですよ。
スポンサードリンク

0 件のコメント:

コメントを投稿